スズキ、フィリピンで二輪車新工場の開所式を実施
スズキ株式会社のフィリピン子会社・スズキフィリピン社は、昨年7月よりマニラ郊外に建設を進めていた二輪車新工場の開所式を本日行った。
開所式はアドリアン・クリストバル貿易産業省次官 兼 投資委員会長官、新工場のあるラグナ県のジョージ・エストレガン県知事およびカランバ市のワキーン・チペコ市長、卜部敏直フィリピン駐剳特命全権大使らの来賓を迎え、スズキの鈴木修 会長兼社長出席のもと執り行われた。
スズキフィリピン社の二輪車販売は堅調に推移しており、2011年度二輪車販売は約9万7千台(前年比113%)を記録した。スズキは、今後の二輪車の需要増に対応するため、マニラ郊外のカーメルレイ工業団地内に年間約20万台の生産能力を持つ二輪車新工場の建設を進めて来た。
スズキフィリピン社では、これまで主にアセアン地域で生産された部品を輸入してノックダウン生産を行ってきたが、新工場の完成に伴いフレーム、マフラー、タンクなどの主要部品の製造を行ない、現地調達率を高めていく。
11月15日
ってことで、簡単に言うと「フィリピンでバイクを作りますよ」ってことです。
今のところ、日本に輸入され、正規に販売される車種はここでは作られないようですが
そのうちに「アドレスV125、フィリピン製」とか、「バーディー110、フィリピン製」
みたいなのが出てきそうです。
今までは各メーカーとも中国や台湾が製造国になっていましたが
最近はタイやインドネシアなど色々な国に分かれてきました。
色々なリスクを分散させるのは良いのですが、
タイの洪水など、今までなら対岸の火事で終わっていたのが直接影響してくるようになり
結果的に多くのリスクを背負い込むようになってしまわないのか、心配です。
そのあたりの国では毎年のように洪水や干ばつ、台風や暴動など何らかの問題が発生していて、
これからはそのニュースが車両の納期に関係してくるようになるので、
「大変そうだな」だけでは片付けられない問題になるのですから。
例えばイスラエルとハマスとの停戦。このニュース、
普通に聞いていたら「良かったね。」で終わります。
でも、もし、日本ですごく売れる車両をイスラエルで作っていたとしたら、
で、それがこの紛争で全く入庫しない状態になっていたとしたら
この停戦を自分のことのように、喜んだことでしょう。
世界中で車両が作られるってことはそんな意味も含まれるんだと思う今日このごろでした。
・
・
・
・
・
・
・
・
で、昨日あたりからやたらに騒がしい都知事選ですが、そのまんまさんは出ないのでしょうか?
で、ちょっと気になったのが待機児童の件で、
まず、街の声として母親へのインタビュー。
「○○区なんですが、0歳児の入所待ちが申込時点で70人いて、
で、今はやっと40番目くらいで、いつになったら入所出来るのか分からない。」
で、候補者が「認証の保育所を作った」、「でも、まだ入所待ちが沢山いる」と。
確かに、事実はそうなんでしょうが、その大元の問題はそこじゃなくて
「0歳児を保育所に預けて働かなきゃならない」
って問題でしょう。
いくら保育所を作っても、入所したい、しなきゃならない人が増える限りこの問題は終わらないかと。
総人数が減れば、保育所の数を増やさなくても良いはずで、
その分の予算も違うところに使えるはずで。
どんどん来るからどんどん作る。ではなくて、なぜ、「どんどん来るのか」を考えて欲しいです。