以下、日テレニュースさんより
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千葉市内で10日、横断歩道を渡っていたお年寄りが大学生が乗った自転車にはねられて死亡した。大学生は耳にイヤホンをつけて、音楽を聴きながら走行していたという。
10日午後7時すぎ、千葉市稲毛区の県道で女性(77)が横断歩道を渡っていたところ、路側帯を走ってきた自転車にはねられ、その後死亡した。警察によると、自転車に乗っていたのは男子大学生(19)で、「両耳にイヤホンをつけて音楽を聴いていた」「下を向いていて、前方の女性に気がつかなかった」と話しているという。警察は、大学生の前方不注意とみて状況などを調べている。
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以上。
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国が決めた
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『自転車安全利用五則』
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ってのがありますが、知っている人はほとんどいないでしょう。
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なのでご説明します。
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①自転車は車道が原則、歩道は例外。
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自転車専用帯がある場合は当然そこを通ります。
その『例外』、規定があります。
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標識、表示で指定されている場合。
13歳以下、70歳以上、身体が不自由な方。
交通の状態でやむを得ない場合。
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以上3点。この3つ目(やむを得ない場合)があるので原則どこでも歩道を通ることが出来ます。
ちなみに自転車専用帯がある場合でも「やむを得ない場合」、歩道を走っても良いです。
『やむを得ない』、便利な表現ですね。
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②車道は左側を通行。
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車とは正面通行しないようにってことです。
原付も左側通行をする乗り物なので、
自転車が右側を走ると原付と正面衝突する確率があります。
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国のHPの絵では
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こんな感じです。
どうしても右側を通る必要がある場合は「やむを得ず」、歩道を走りましょう。
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③歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行。
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やむを得ない理由があり、歩道を走る場合はもちろん歩行者優先です。
『徐行』とは「すぐに停止できる速度で走行すること」。
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歩行者には十分気を付けましょう、ってことです。
前に行きたいからってベルを鳴らすのはダメです。
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「車道よりを」は知らなかった。
歩道でも左側通行だと思ってました。
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ってことです。
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歩行者は車道側ではない方を歩きましょうってことですね。
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④安全ルールを守る
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夜はライトをつける、飲酒運転はしない、一時停止はちゃんと止まる、並んで走らない。
そして『2人乗りはしない』
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ゆずの「夏色」で
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「君を自転車の後ろに乗せて」
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って歌詞がありますが、ダメです。5万円以下の罰金です。
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「夏色」でもその後の歌詞は
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「ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくり ゆっくり 下ってく」です。
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フルブレーキでも止まれません。
下った先が国道だったらどうするつもりでしょう。2人乗りは禁止です。
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⑤子供はヘルメット着用
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子供とは13歳以下の事です。
大人の自転車に乗せる時も、運転させる時も着用です。
罰金などはありませんが、大人の責任です。
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以上が五則です。
で、最初のニュースですが、イヤホンを付けていた時点で言語道断ですが、
『下を向いていた』は気になります。
人が亡くなるくらいのスピードを出しながら、下を向くとはどういう状況でしょうか?
「よそ見」でもなく「見えなかった」でもない。「下を向いていた」。。。。
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書いてないので分かりませんが恐らく携帯かプレーヤーを操作していたのでは?
いくらなんでも自転車の運転中に無意味に下を向くことってなかなかありません。
午後7時、暗かったでしょう。かなり気を使いながら運転するのが普通です。
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自転車に乗る人の中には優先権でも持っているかのように無茶な運転をする人がいます。
ですが、自転車は
①最も歩行者の近くを走る乗り物、であり
②被害にあった時には最も重大な怪我をする乗り物です。
(歩行者よりスピードが出ますが、防具は何もありません)
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そう考えたら自転車に乗るときは車やバイクを運転する時、歩く時よりも気を付けなければダメですね。